化粧水は99パーセント、水
肌は外部からの異物をブロックする壁。化粧水やクリームをどれだけ塗ろうと全てシャットアウトするのが肌の役目です。表皮の一番外側の「角質層」までしか通常は届かず、正常な肌であればそれ以上浸透することはまずありません。もしそれ以上浸透するのなら、それは肌の病気ですので一刻も早く皮膚科へ行くことをお勧めします。
十数年前から基礎化粧品の広告で「浸透」というワードは使ってはいけないと心ある皮膚科医は警鐘を鳴らしています。それでも未だにこの言葉は広告で普通に使われています。そして「浸透」を謳いながら一方で「若い肌は水を弾く」なんて言っている。挙句には本当に美容液を肌に浸透させてしまってカネボウが集団訴訟を起こされたのはつい最近のことです。美容成分を肌に浸透させるために用いた界面活性剤が肌をボロボロにしてしまった事件です。
プラシーボ効果という医学用語があります。がんの特効薬と偽ってブドウ糖を患者に飲ませ続けたらガンが本当に治ってしまったという、まさに「病は気から」を証明した有名な実験です。私は「基礎化粧品」の類は全てこのプラシーボ効果ではないかと疑っています。肌にこんなにお金をかけている私は絶対に綺麗になるはずだ、という思い込みの力です。そういった意味においてシャネルの化粧水に１万円を出すことに意義はあると個人的には思いますが、実態はほとんど水ということは忘れてはいけません。
美容のプロに選ばれ続ける「究極の化粧水」【12選】エイジングケアやピーリング効果まで
美容のプロに選ばれ続ける「究極の化粧水」【12選】エイジングケアやピーリング効果まで© GISELe
美肌への識見が高いプロたちの実体験に基づいたおすすめスキンケアをご紹介。数あるアイテムの中でも、彼女たちが絶大な信頼を寄せ、使い続けている名品とは？
目次美容通が選んだ化粧水
新作を常にチェックし、さまざまなブランドのアイテムを試してきた美容のプロたちが「あえて」使い続けている化粧水をヒアリング。エイジングケアやピーリング効果など、あると嬉しい要素が備わった高機能タイプから、生理前や寝不足、花粉などで肌が敏感になっているときにあるといい安定の1本まで。ただ肌を潤すだけじゃない、不調や悩みを解決してくれる「頼りがいのある」化粧水をシェア。
（美容のプロが推す化粧水を全公開）
01_毛穴の汚れをとかすマイルドピーリング
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