日本は韓国コンテンツの大口顧客

NULL BBクリーム ¥1,627

韓国コスメといえば私の世代ですとBBクリームを思い出します。化粧水や美容液などの成分が全て含まれるオールインワン化粧下地という触れ込みでずいぶん流行りました。てっきり韓国発祥のものだと思っていましたが、よくよく調べてみるとドイツの皮膚科医が発明したクリームだそうです。

日本のメーカーがBBクリームの製品化に前向きでなかったのはよくわかります。オールインワンよりもベースメイクはバラバラにして売った方が儲かるからです。クリームやら美容液やら日焼け止めやらとファンデーションに辿り着くまでどれだけ塗ればいいんだと、学生の頃は本当に不思議に思っていました。勉強を重ねると下地の種類の多さはメーカー側の商売的都合だということに気付きます。

ベースメイクの目的は、個人の美容的観点からいえば人それぞれですが、綺麗な肌を作ると捉えれば目的は一つ、ファンデーションのノリを良くするためです。つまり、ファンデーションをしっかりと滑らせるための下地です。目的が決まれば、それを達成するために何が必要かを逆算すれば良いわけです。

フランスを追い抜き輸入額で第1位に…日本の若者が安くてかわいい「韓国コスメ」に夢中になっている理由ただし中国ではブームが去ってシェア急落

PRESIDENT Online

日本で韓国コスメが売れている。2022年には韓国からの化粧品の輸入額がフランスを上回って1位になった。なぜそれほど人気なのか。ジャーナリストの金敬哲さんは「韓国コスメは日本製品に比べて値段が安く、トレンドを取り入れる企画力も高い」という――。

韓国の化粧品輸出総額は76億ドルに達し世界4位に

韓流コンテンツの世界進出が、韓国製品に「韓流マーケティング」という翼を与えている。映画『パラサイト 半地下の家族』に登場した「チャパゲティ」ラーメンは、日本のラーメンが掌握していた米国や欧州市場で韓国ラーメンの人気を牽引し、ドラマ「愛の不時着」にたびたび登場したフライドチキンチェーン「bb.q オリーブチキンカフェ」は日本を含め世界中で店舗数を拡大している。製品以外にもBTSのミュージックビデオのロケ地は海外観光客の聖地となるなど、コンテンツの人気が韓国経済に与える影響は大きい。

そうした中で特に勢いに乗っているのが化粧品産業だ。日本では2022年に化粧品輸入額で初めて韓国がフランスを抜き、1位に躍り出るほどの急成長を遂げている。その額は775億円に上る。

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