赤坂の名店ベイリーフが閉店

牛かつカレー ¥1300
牛かつ&野菜ハーフカレー ¥1300

私の大好きなカレーのお店ベイリーフが今年の9月いっぱいで閉店しました。先日、ベイリーフの前を歩いていると閉店の外看板に弊店のお知らせがあり、あまりのショックに5分ほど看板の前で放心状態でした。閉店してしまったショックもありますが、なにより閉店することを事前に知らず、閉店前にお店に行くことができなかったことが悔やまれます。赤坂の住人にとってこれほど大きなニュースはありません。ヤフーニュースのトップに載せて然るべき案件でしょう。お店を経営しているご夫婦がご高齢で長く続かないことは薄々わかっていたのですが、とうとうこの日がやってきてしまいました。私はこの仕事を辞めるたらご夫婦のカレーを継承すべく弟子入りする覚悟すらあったのですが、それも叶わぬ夢となりました。でもベイリーフのカレーの味は私の舌にしっかりと記憶されています。いつか自分で再現できないものか。私はベイリーフのことをいつまでも忘れません。


以下、以前にこちらのお店について書いた記事です
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私は自分で作れるものはお店で食べない主義なのですが、カレーだけは例外です。食べ歩きはもちろん、カレー作りも大好きです。カレーの名店にはできるだけ足を運んでいまして、その中だと神田の「ボンディ」同じく神田の「共栄堂」そしてここ赤坂の「ベイリーフ」が私のトップ3です。王道の欧風カレーを突き詰めたボンディ、独特の苦みを強く押し出した共栄堂、スパイスと酸味の利きが絶妙なベイリーフ。三者三様の美味しさです。

ベイリーフは「牛かつカレー」をメインで提供しています。看板メニューがカツカレーのお店だと、どうしてもカツがメインになりがちです。カツカレーのメインはカツであってカレーではない。それも質ではなくて量で押す。概してお客側のニーズがそうなので仕方ありませんが、ベイリーフは牛かつというプレミアムなカツを提供しながらカレーもまた抜群に美味しいのです。サラサラのルーは甘味、酸味、スパイスの利き具合が絶妙で最後まで飽きない。粘度の少ないカレーはコクや深みを感じづらいのですが、ベイリーフのカレーはそんな手負いは一切ありません。味のバランス感覚が非常に上手です。

ベイリーフさんはコロナ騒動が始まる少し前に同じ赤坂の中で移転しました。移転前のお店は裏通りの隠れ家バーのような場所でしたが、移転後は赤坂見附駅から歩いてすぐ、ガラス張りで太陽光がよく入る明るいお店になりました。私がリピートする理由はカレーが美味しいということもありますが、店主の奥様の上品な笑顔と細やかな対応に再訪を後押しされるからでもあります。

-赤坂- 化粧道美容研究所
東京都港区元赤坂1-1-7
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