赤坂の名店②　奇須林

赤坂で行列ができるお店の代表格が奇須林さんです。赤坂見附と赤阪駅を結ぶメインストリートの裏にあることもあって、その行列は一際目を引きます。てっきりラーメン屋だとばかり思っていたのですが、よく見ると担々麺の専門店。食べログで調べると、担々麺の専門店は赤阪周辺でなんと３件もヒットする。これほど担々麺が市民権を得ているとは全然知りませんでした。

行列に並んでまで入ったお店がハズレだったときの悔しさはこれまで何度も経験しているだけに、空席のあるタイミングで通り過ぎたら入ろうと決めていました。それまで中華料理屋のサイドメニューでしか見たことがない担々麺でしたが、奇須林さんで担々麺を食べて以来、見方が一変したように思います。こんなに美味しいか、担々麺。たちまち担々麺に開眼した私は、赤坂の担々麺専門店「赤い鯨」と「一龍」にも足を向けました。その中でも奇須林さんが一番美味しい。担々麺はレシピが決まっていて、ラーメンのようにスープの味で千差万別にならないはずなのに味の違いは如実にある。なぜなんだろう。詳しい方から是非ご教授願いたい。

こんな手の込んだものが1000円で食べられるなんてつくづく日本に生まれてよかったと思う瞬間です。濃厚こってり豚骨ラーメンをわざわざお金を払って食べたいとは思いませんが、なぜか担々麺の胡麻風味の濃厚こってりはまた食べたいと思ってしまいます。奇須林さんでは小盛りのご飯がサービスで付いてきますので、残った坦々スープと絡めて食べるのが最高です。是非行ってみてください。