盛ってはいけない
ナチュラルメイクは薄化粧のことではない。仕事を始めた頃に先輩からよく言われた教えです。じゃあナチュラルメイクって何?との問いに統一見解があった試しがありません。人によって定義は千差万別、バラバラなのです。ナチュラルメイクとは何か。この仕事を始めて以来ずっとその答えを探しているような気さえします。答えのないまるで哲学的命題です。
「できる限り濃くはっきり、しかしメイクをしたと他人に悟らせないギリギリのライン」
これが今現在の私なりの答えです。人にメイクをしていると悟らせない、でもガッツリやっている。目一杯までメイクを施し、でも踏み越えてしまうと下品になるギリギリのラインを探る。これが簡単なようで難しい。そもそもこのライン設定すら主観でしかなく、自分の基準と他人(世間)の基準ができるだけ乖離しないように感覚は養っておかなければいけません。10年前は涙袋を強調するなんて発想は全くなかったのですが、近年は自然に浮かび上がらせる程度ならナチュラルの範疇とも思えます。
ちょっとだけのつもりのプチ整形が、あれもこれもやりだして気付けば誰もが認める整形顔になっていく。これは自分と他人のナチュラルの基準がズレてしまう典型例です。そのズレをできるだけゼロにする感覚もナチュラルメイクでは大事です。
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