定着しないメンズ化粧品
日本は美容大国と言われています。世界中を見回しても女性が毎日化粧をするのは日本と韓国くらいでしょう。最近では小、中学生も化粧するらしく、100円ショップには明らかに若年層向けの安価な化粧品が売られています。高校の頃は校則で化粧は禁止でしたが、クラスの大半の女子たちは薄くバレないようにしていましたし、大学生ともなればスッピンで外出さえしなくなります。当時女子高生には「egg」、女子大生からOLには「CanCam」「JJ」など各世代向けの雑誌が存在して、オシャレとメイクは大人への階段だったように思います。
これが世界的に見ていかに異常かは外国に行けばよくわかります。ワールドスタンダードではメイクはドレスアップと同じで特別なイベントでしかしないものです。接客業を除けばオフィスワーカーでさえメイクはほとんどしません。日本では長い年月をかけて美容メーカーの広告を通じて「メイクをするのは当たり前」の文化を普及させたと言えるでしょう。
私の大学時代の女性教授が「メイクをするのはマナーのようなもの。本当は面倒だしやりたくない」と言っていたのをよく憶えています。この強制力・同調圧力こそ企業広告の集大成だと感じます。国民一人一人がこのマインドになることで化粧品業界は一大産業となったわけです。デパートの一階が化粧品メーカーで埋め尽くされているのはそういうことです。
男性は今まさに洗脳期間の真っ最中です。化粧品各社が男性メイクと言い出してから早10数年、化粧品売り場もメンズコーナーが充実の一途ですが、残念ながら私の周りで根付いている感じはあまりしません。あと50年100年かけて男性メイクは当たり前になっていくのでしょうか。
男性用化粧品、今後の成長に期待
11/20(月) 20:00
資生堂 <4911> の岡部義昭副社長は20日、国内の男性用化粧品市場について「(ここ数年は)大幅に成長しており、今後の成長も期待できる」と述べ、さらなる市場の開拓とプロモーションに意欲を示した。男性用高級化粧品「SHISEIDO MEN」の新CM発表会であいさつした。
-赤坂- 化粧道美容研究所
東京都港区元赤坂1-1-7
オリエント赤坂モートサイト506
年中無休/24時間営業・出張可