それも広告。

イガリ印 365日メイク図鑑 ¥1540

「某有名ヘアメイクさんオススメの化粧品はこちら・・・」化粧品の売り文句としての「某有名ヘアメイクさん」はいつの時代も必要とされます。私が仕事を始めた頃は藤原美智子、嶋田ちあき、TAKAKOといったヘアメイクさんが雑誌を賑わせていました。特に「美的」という雑誌が躍起になって推していたことを思い出します。当時は勉強のためにと毎月買っていたのが懐かしい。美容雑誌が化粧品会社の広告で成り立っていることを知り、メイクさんがギャラを貰って宣伝しているのだと気づくまでにずいぶん時間がかかりました。某有名ヘアメイクさんは実力を認められたわけではなく、コネと雑誌業界の都合で作り出されたものと知った時の衝撃とやるせなさったら。美容業をやる前に社会勉強をすることの大事さを痛感しました。

とは言いつつ、裏方でしかないメイクさんが表舞台で広告塔を演じるのは大変だろうなと思います。結果で認められるプロアスリートと違い、メイクが上手い下手なんて所詮主観でしかないこの仕事で、まるでこの業界の代表かのように取り上げられるわけですからそのプレッシャーたるや察してあまりない。そのエクスキューズが「担当した芸能人はダレソレで・・」となるのですが、よく考えればそんな前置きはなんの能力の担保にもなっていないわけです。芸能人だろうが一般人だろうがやることは同じ。お客さんの知名度とその人の技量に相関性はありません。結局は他人の褌で相撲を取るしかない、極めて優劣の評価がしづらい仕事です。

ジャニーズ問題が持ち上がったとき、テレビでNHKのお偉いさんが「ジャニーズ人気に乗るために起用は仕方なかった・・」みたいなコメントを出していました。よく考えればテレビに出ているから人気があるように見えているだけで、そもそもジャニーズって人気あるのか?歌って踊れるイケメンなんていくらでもいるのに、なぜジャニーズ?の疑問には答えられていない。メディアに押されるメイクさんにも全く同じ構図が見てとれてしまうのです。

蛙亭のイワクラさんがイガリメイクで大変身。“横延び”イメージにさようなら!

「骨格補正がマイブーム」というイガリさんが、マスクを取ったら顔の“縦&横”の間延び感が気になるというあなたへ提案。ベースや光と影の操り方などの独自テク炸裂で、人気芸人・蛙亭のイワクラさんが激変します!

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目次

イガリシノブの”目ウロコテク”で\人気芸人が大変身/
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