供給過多状態

美容室が10年後も変わらずに運営できているかはすべて開業時に決まる! ¥2,343

私は千葉の田舎の出身ですが、近所には家族経営の美容室・理容室がたくさんありました。先日地元を散策する機会があったのですが、ほとんど看板がそのままでしたので無事に経営しているのだと思います。その一方で駅前テナントの美容室はなかなか長続きしません。この理由は簡単で、地元の美容室のほとんどは自宅兼お店、加えて家族経営なので家賃・人件費がかからないからです。そういった条件が整えば美容室の固定経費は微々たるものですので、とても手堅い商売といえます。私の小中学校の友人は家が美容室の子供で3人兄弟がいましたが、兄弟全員大学を卒業しました。3人の子供を大学にやるのは大人になればどれだけ大変なことかよくわかります。

美容室をビジネスと捉えると途端に難しい。そもそも過当競争なので料金設定に限界はあるし、料金競争になると大手には絶対敵わない。そうなると思い切って値上げでもして他店との差別化で高級路線に切り替えるしか活路はないでしょう。格差社会が確実に忍び寄る日本社会では中間層をターゲットにできない現状があります。美容室も中価格帯のお店が淘汰されているように感じます。

東京商工リサーチ、2023年(1-4月)「美容業の倒産動向」調査の結果を発表

2023年5月12日 14:58

【プレスリリース】発表日:2023年05月12日

「コロナ関連」の支援効果薄れ、美容室倒産が1.4倍のペース

〜2023年(1-4月)「美容業の倒産動向」調査〜

2023年1-4月の美容業(美容室)倒産(負債1,000万円以上)が、31件(前年同期比40.9%増、前年同期22件)と大幅に増えている。2019年に過去最多の105件を記録した美容室の倒産は、コロナ禍の資金繰り支援策が奏功し、客足が減っても2020年に78件、2021年は65件と抑制されていた。しかし、コロナ関連支援が一巡した2022年後半以降、再び増勢を強めている。

コロナ禍で「三密」が直撃した代表的な業界だった美容室は、利用控えによる客足減少などで厳しい業況に置かれたが、コロナ関連支援策の下支えにより倒産は減少していた。こうしたなか、美容室倒産に占めるコロナ関連倒産は、2020年は8.9%にとどまっていたが、2021年は27.6%、2022年は32.8%とジワリと上昇をたどり、2023年1-4月は54.8%と半数を超えた。

-赤坂- 化粧道美容研究所
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